少し意外な代表入りを果たしたMF渡辺皓太 マリノスで序列を崩せなかった男の逆転劇

代表復帰となった渡辺皓太 photo/Getty Images

中盤の層を厚くすることはできるのか

日本サッカー協会は来年1月21日にウズベキスタンとの親善試合に臨む22名の新・サムライブルーを発表した。この中には海外組が含まれておらず、22名すべてが国内組となっており、目新しい人選となっている。その中でも少し意外な選出となったのが、横浜F・マリノスのMF渡辺皓太(23)か。

東京ヴェルディユース出身の渡辺は若手ながら当時のヴェルディで存在感を発揮しており、弱冠20歳にしてキャプテンを任され、2019年にマリノスに引き抜かれている。初年度は苦戦することも多かったが徐々に出場機会を増やしており、今季も26試合でピッチに立っている。しかし、先発は9試合と少なく、同じく中盤でプレイする扇原貴宏らの牙城を崩すことはできなかった。

そんな渡辺だが、彼の強みは中盤として欲しい能力をどれも高いレベルで備えているところか。攻撃では推進力のあるドリブルでの運びや正確なサイドチェンジで攻撃を活性化させ、守備では攻撃の芽を摘む鋭いタックルを見せる。ネガティブトランジションが早く、ミドルサードでの主導権の奪い合いをするのであれば、うってつけの人材だ。前述した扇原はヴィッセル神戸への移籍が囁かれており、成立となれば渡辺が一つ序列を上げることになるか。

サムライブルーではアンカーでの起用となるだろう。今回のメンバーを見るに、中盤では名古屋グランパスの稲垣祥と渡辺ぐらいしか中盤の底を務められる選手がおらず、ここでのアピール次第では一気にフル代表への道も開かれることになる。

遠藤航、田中碧、守田英正に代わる中盤の実力者を探す森保ジャパン。このポジションは走力を求められることが多く、前述した3人に常時フルタイムでの出場は任せられない。であれば、信頼できる控え選手が欲しいのだが、渡辺は森保監督に気に入られる存在となるのだろうか。

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