そう遠くない未来に“ウパメカノ級”のCBへ ザルツブルクで若き才能はまた育つ

ザルツブルク期待の新鋭DFであるバイドゥー photo/Getty Images

ザルツブルク期待のヤングタレント

かつてはFWアーリング・ハーランド(現ドルトムント)やサディオ・マネ(現リヴァプール)、MFマルセル・ザビツァー(現バイエルン・ミュンヘン)などといった優秀なアタッカーを輩出したオーストリアの強豪。そう聞けば、多くの欧州サッカーファンはレッドブル・ザルツブルクの名前をすぐに思い浮かべることができるだろう。同クラブは近年、常に優秀な人材を欧州トップシーンへと送り出してきた。

そんなザルツブルクだが、彼らにはまたも優秀な若きスター候補生が現れている。今回注目したいのは、そう遠くない未来にチームの最終ラインを支えるであろうU-18オーストリア代表DFサムソン・バイドゥー(17)だ。

今季はUEFAユースリーグに参戦しているザルツブルクのU-19チームや、セカンドチームにあたるリーフェリング(オーストリア2部)で経験を積んでいるバイドゥー。現時点ではまだ実績もないが、そのポテンシャルは抜群だ。身長187cmのサイズを生かした空中戦を得意とし、対人性能にも優れている同選手。そのプレイスタイルはかつてザルツブルクに所属していたDFダヨ・ウパメカノを彷彿とさせるものがあり、将来への期待は間違いなく大きい。
今ではバイエルンの最終ラインを支えるウパメカノも、ほんの数年前までは今のバイドゥーと似たようなを境遇にあった。それだけに、今後はバイドゥーも偉大な先輩と同じ道を辿る可能性は大いにあるだろう。今はまだ無名だが、近い将来ザルツブルクでブレイクするかもしれない若きセンターバック。これからの数年間における急成長には期待したいところだ。

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