ゴールの裏にファン・ダイクあり 驚異のパス成功率を誇る最終ラインの司令塔

ディフェンスラインの司令塔となる photo/Getty Images

決勝点の起点となるパス

リヴァプールはプレミアリーグ第15節でウォルバーハンプトンと対戦。終盤にディボック・オリギが得点を決めて1-0で勝利した。この試合の起点となったのは、最終ラインのフィルジル・ファン・ダイクによるロングパスからだ。

スコアレスで迎えた後半ロスタイムにファン・ダイクは、ディフェンスラインからボールを運ぶと、モハメド・サラーにピンポイントのパスを送る。サラーがワンタッチで抜け出すと最後は巧みな反転からオリギが決めてチームに勝ち点3をもたらした。

鋭い1本のロングボールで状況を変えてしまうファン・ダイク。彼の最終ラインからのパスが得点の起点となる場面は少なくない。彼のパス精度は非常に高く、今試合でも全体で86本のパスを成功させ、その成功率は「92.5%」を記録する(データは『SofaScore』より」。

特にロングボールは11本を供給しており、そのうちの8本が成功するなどパスにおいても高いスタッツを残している。最後尾から高い精度のパスを供給し、最終ラインの司令塔としての役割を担っているファン・ダイク。彼が長期離脱となった昨季のリヴァプールが、本来の攻撃力が失われてしまったのもうなずける話だろう。守備だけでなく攻撃でもチームの軸となるこの男は、リヴァプールには欠かせない存在なのだ。

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