U-8からシティ一筋 プレミア初先発を果たしたコール・パルマーとは何者だ

既に戦力と計算できる選手となったパルマ― photo/Getty Images

期待できる19歳だ

チームの中心選手であるケビン・デ・ブライネとジャック・グリーリッシュをエヴァートン戦で起用することができなかったマンチェスター・シティ。疲労が溜まる代表ウィーク明けと難しい試合ではあったが、指揮官であるジョゼップ・グアルディオラは若手であるMFコール・パルマー(19)を先発に抜擢し、見事3-0で白星を挙げている。

レスター・シティとのコミュニティーシールドで出番を得るなど、今季はトップチームでの出番が増えているパルマー。先日のCLグループステージ、クラブ・ブルージュ戦でCL初ゴールを決めるなど勢いに乗っており、エヴァートン戦はプレミア初先発となっている。

U-8からシティに在籍しているパルマー。U-23の選手が集まるEDSではフィル・フォーデンと共に期待されていた存在であり、ようやくブレイクの兆しが見えてきた。また、イングランドU-21の代表では10番を付けており、フル代表デビューも近いだろう。

そんなパルマーだが、複数のポジションをこなすユーティリティ性を持っている。レスター戦ではインサイドハーフ、代表では左ウイング、さらに偽9番とフィル・フォーデンと同じくどのポジジョンでも高いレベルでプレイを行うことができる。フォーデンのような縦へのスピードはないが、選手間で受ける間受けを得意としており、そこからシュートやラストパスで攻撃を活性化させていた。エヴァートンの守護神であるジョーダン・ピックフォードに防がれたが、惜しいミドルシュートを放っており、プレミアでの初ゴールも期待できる。

終盤にジェイムズ・マカティと交代でベンチに下がったパルマー。ゴールとはならなかったものの、プレミアでは十分に通用しており、今後は戦力として数えていけそうだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ