すでにバルサの中心となった司令塔 キレを見せた先制点でチームに貢献

先制点を決めたデパイ photo/Getty Images

単独突破からゴールを決めたデパイ

リーガ・エスパニョーラ第11節で、バルセロナとアラベスが対戦。1点を先制するもすぐに追いつかれて1-1のドローで決着した。この試合で先制点を決めたのが、チームトップの5ゴールを記録するメンフィス・デパイだ。

この試合で左ウイングで先発したデパイ。前半でセルヒオ・アグエロがアクシデントによってフィリペ・コウチーニョと交代すると、3トップの中央でもプレイした。48分には中央左からボールを持つと、カットインから最後は右足を振り抜き、豪快にゴールネットを揺らして先制点をゲットした。

まさにデパイの真骨頂ともいえる得点だろう。サイドアタッカーとして躍進を遂げたデパイが、自身のアジリティの高さを存分に発揮してゴールを決めた。一度左に身体を傾けることで相手DFの重心を左に意識させ、そこから一気に右へと切り込むことでシュートコースを空けて得点へとつなげていった。

リーガも10試合を経過してデパイにも対策が進んだ結果、開幕戦ごろのような高パフォーマンスを発揮することができなくなった。2列目まで下りて献身的なサポートを続けるデパイが加入当初のような活躍を見せることができれば、さらにバルセロナは上位へ進むことができるだろう。アグエロやマルティン・ブライスワイトとFW陣を欠く中で、彼の活躍がチームの命運を大きく握っている。

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