フォーデンと重なるその成長速度 マンCで存在感を高めるU-21イングランド代表MF

パルマ―の存在感は増すばかりだ photo/Getty Images

コミュニティーシールドとは見違えたパフォーマンスだ

カラバオ杯ラウンド16ではウェストハムと対戦したマンチェスター・シティ。現在この大会を4連覇しているマンCだったが、枠内シュート7本で0ゴールと決定力を欠いてしまい、PK戦の末敗れることになった。

非常に残念な結果となってしまったが、収穫はあったか。この日は9番の位置に若手のコール・パルマーを起用しており、経験値を積ませることに成功している。センターフォワードは現在フェラン・トーレスが怪我で離脱したことにより人員不足に陥っている。その代役としてフィル・フォーデンやラヒーム・スターリングが起用されているが、パルマーも選択肢の一つになったことは指揮官であるジョゼップ・グアルディオラとしては喜ばしいことだろう。

肝心のパフォーマンスだが、正確なパスと気の利いたポジショニングで攻撃を活性化させており、英『Manchester Evening News』でもチームトップの7点の評価を得ている。また、相手がウェストハムのようなプレミアでも上位に位置するクラブであっても堂々としたパフォーマンスを披露しており、今後のリーグ戦での起用にも期待が掛かる。

このように若手が急速に成長を見せているマンCだが、やはりパルマーはフォーデンと似たところがある。インサイドハーフを本職としながらもウイングや9番とユーティリティ性の高さも共通点であり、どちらもレフティだ。スピードではフォーデンに分があるように見えるが、創造性のあるラストパスはどちらの選手も持っており、本格的なブレイクを待ちたい。

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