オマーンを破ったサウジアラビア 10番を背負う要注意人物とは

サウジアラビアの中心人物であるサーレム・アッ・ドーサリー photo/Getty Images

日本としては絶対に負けられない一戦だ

何とか中国に勝利し、勝ち点3を獲得した日本代表。2連敗という最悪な形は避けられたが、このままのチーム状態では10月に行われるサウジアラビア戦は厳しいだろう。

サウジアラビアは初戦のベトナムに勝利。続く2節も日本を破ったオマーンを1-0で下し、見事勝ち点6でグループBの首位に立っている。最終予選では上位2チームがワールドカップへの切符を獲得するため、サウジアラビア戦は非常に重要となる。

そんなサウジアラビアはここまで[4-2-3-1]を基本スタイルとして戦っている。後方からの繋ぎを重視しており、特にセンターバックからの縦パスを多用する攻撃的なサッカーを志向している。サイドの選手が持ちあがった際は積極的にバイタルエリアへクロスを放り込んでおり、日本戦でも同様の戦術が取られるだろう。オマーン戦での決勝点となったシーンはまさにサイドからのクロスを起点にボックス内にスペースを作り出し、ゴールを奪っている。日本も跳ね返すことが出来なければサウジアラビアの餌食となってしまう。

要注意人物は10番のMFサーレム・アッ・ドーサリーだ。この試合では左サイドハーフとして先発したが中央にポジションを移すことが多く、ゲームメイクに参加している。足元でボールを扱う技術に長け、前半には素晴らしい個での突破から強烈なミドルシュートを放っており、警戒が必要だ。

少し粗削りではあるものの、攻撃的なサッカーを展開するサウジアラビア。日本としては吉田麻也を中心とした守備陣が居るものの、どこまで彼らの攻撃を防ぎきれるかがサウジアラビア戦のカギとなるか。

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