ペップ・バルサの終焉から10年 メッシは退団もトップを維持し続けるカンテラーノ

10年前からバルサで活躍するピケとブスケッツ photo/Getty Images

ピケとブスケッツはともに08-09から活躍

オフシーズンにおいて最大のニュースとなったリオネル・メッシのパリ・サンジェルマンへの移籍。バルセロナとメッシは相思相愛だったものの、多額の負債を抱えたクラブには彼を残留させる余力は残されていなかった。

メッシを世界的な名プレイヤーへと飛躍させたのは、2008-09シーズンから4年間チームを指揮したジョゼップ・グアルディオラ監督だろう。彼がバルサの指揮官として最後のシーズンを戦った2011-12シーズンから10年後、メッシがクラブを退団することとなってしまった。

そんな中でもメッシとともにバルサの黄金期を築き、今もなおチームの主力として戦う選手がジェラール・ピケとセルヒオ・ブスケッツだ。08-09シーズンからグアルディオラ監督によって出場機会を増やした両選手。30歳を越えた現在でも高い技術を発揮してチームを支えている。

昨季は前半戦で怪我の影響もあり、リーガ・エスパニョーラで18試合にとどまったピケ。しかし出場すれば守備の中心として存在感を示し、現在もバルサでなくてはならない選手としてチームに大きく貢献。新シーズンもチームリーダーの1人としてキャプテンが抜けたバルサを引っ張って行くことだろう。

またロナルド・クーマン監督が昨季採用した[3-5-2]においてキープレイヤーとなったのがブスケッツだ。中盤のアンカーにブスケッツが対応したことで中盤に大きな軸が生まれた。昨季のリーガでは36試合に出場しており、クーマン監督からも絶大な信頼を得ていることが分かる。

10年間トップパフォーマンスを維持するのは非常に難しいことだ。バルセロナでは得点を量産し続けていたメッシに目を向けられがちだったが、彼らもチームをずっと支えているスターたちだ。新シーズンはキャプテンとしても期待がかかるピケとブスケッツ。21-22シーズンも彼らの活躍に注目だ。

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