プレミア王者のナンバー10となったグリーリッシュ 彼に求められることとは

レスター戦でデビューしたグリーリッシュ photo/Getty Images

クラブからの期待はかなり大きいようだ

狙い通りアストン・ヴィラからMFジャック・グリーリッシュの獲得に成功したマンチェスター・シティ。移籍金は約152億円となっており、契約期間は6年、背番号もエースナンバーの10番とクラブからの期待の大きさが分かる。

そんなグリーリッシュに期待することはケビン・デ・ブライネの負担軽減か。彼以外にもフィル・フォーデンやベルナルド・シウバといったチャンスメイカーがいるマンCだが、その中でもデ・ブライネは別格で、彼が加わる攻撃は迫力満点だ。また、CLの決勝トーナメントのようなプレッシャーの多くかかる場面ではリーグ戦とは違いバタついてしまう選手がいる中で、デ・ブライネは普段以上の力を発揮するなど、チームに無くてはならない存在となっている。

そのため負担も大きく、彼の代わりになれる存在が必要であった。イングランドを代表するチャンスメイカーの存在はエースの負担軽減や競争力増加など、プラスとなることが多く、攻撃面で良さを発揮してもらいたい。

偽9番でのパターンを増やすことができる可能性も出てきた。昨季の重要な一戦でのスタメンを見れば、偽9番を使用した際はデ・ブライネ、フォーデン、シウバ、イルカイ・ギュンドアン、リヤド・マフレズで前線が固定されており、少し手詰まり感が否めなかった。しかし、グリーリッシュが入ったことで左ウイング、インサイドハーフで彼を起用することができるため、また新しい組み合わせを作ることができる。更に選手層が厚くなったことで、交代枠にもバリエーションが増え、どの時間帯でも相手により圧を掛けられるようになった。

このように左ウイング、インサイドハーフを任せられるグリーリッシュを獲得したプレミア王者。コミュニティーシールドでデビューを果たしたグリーリッシュだが、今後はどのように活躍するのか。

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