ストライカー獲得で増えるマンCの選択肢 前線の人員整理もスタートか

プレミア王者への加入はほぼ決まりか photo/Getty Images

ようやく決まるのか

トッテナムのFWハリー・ケインとマンチェスター・シティの交渉がどうやら成立したようだ。英『talk SPORT』によればプレミア王者が約240億円の移籍金を提示し、合意に至った模様。これはポール・ポグバがユヴェントスからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍した際に発生した137億円を超えて、イングランド史上最高額での移籍になるという。

移籍市場が閉まる最終盤まで決まらないかと思われていたこの移籍だが、どうやら早めに幕が閉じるようだ。実際、長引かせてもどちらにもデメリットしか残らないため、賢い選択といえるか。

これで以前まではできなかった前線に高さのあるストライカーを置ける可能性が出てきた。ケビン・デ・ブライネをはじめ、フェラン・トーレスやバンジャマン・メンディなどクロスの名手が多く在籍しており、さらなる攻撃面での向上が見られるか。

また、CLやプレミアでの上位とのリーグ戦では昨季は完成度の高い偽9番の選択肢しかなかったが、ケインが加入すればストライカーを置いた形でも戦うことができ、戦術に幅ができる。そういった点でも彼の加入は大きい。

しかし、これで確実に人員整理を進める必要が出てきた。ガブリエウ・ジェズスは再び2番手となり、噂のあるユヴェントスへの移籍が加速するか。また、このメンバーに加えてジャック・グリーリッシュの獲得も進めていると見られ、ラヒーム・スターリング、ベルナルド・シウバの放出が再燃することも考えられる。

レスター・シティとのコミュニティ・シールドまであまり時間がないため、より一層のことプレシーズンマッチでの戦術の確認が大事となってくるはずだ。

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