メンディは来季がラストチャンスか 元フランス代表DFの挑戦

来季がラストチャンスか photo/Getty Images

オフシーズンのアドバンテージをどこまで生かせるか

EURO2020とコパ・アメリカが幕を閉じ、各国の有名選手がようやくオフシーズンに入った。が、早いところでは既に親善試合を行っているクラブもある。昨季、プレミアリーグを制したマンチェスター・シティはプレシーズンマッチのために選手を招集したようだ。合計試合数は明かされていないが、まずは27日にプレストン・ノースエンドとの親善試合が予定されている。

しかし、今夏は前述した国際大会が開かれた影響で、多くの主力選手がコンディション調整程度での出場が予想され、控えメンバーや若手にスポットライトがあたることが予想される。若手としてはFWリアム・デラップやMFコール・パーマーの起用が明言されており、他に期待できる選手であれば、やはりバンジャマン・メンディか。

メンディは来夏で既存の契約が切れることになっており、もしこのままクラブと契約延長しなければフリーでの放出となる。そのほうが新しいクラブで出場機会を得られるため、メンディとしてはよいのかもしれないが、もし今後もマンCでのプレイを望むのであれば今季が正念場となるだろう。

そこでメンディに期待したいのは守備での強度だ。彼の攻撃性能の高さはここ数年で分かったが、守備については昨シーズンのチェルシー戦でのリース・ジェイムズへの対応をみればわかる通り、得意とはしていない。サイドバックとして今後もプレイするのであれば、守備の強化は必須だ。

また、彼は他の守備陣と違いオフシーズンで体を休めている。同ポジションのオレクサンドル・ジンチェンコはウクライナ代表としてEUROに出場しており、疲労面で不安がある。また、疲労から怪我に繋がる場合もあり、来季は十分にチャンスが舞い込んでくることが予想される。そこでどれだけ、指揮官であるジョゼップ・グアルディオラにアピールができるのかが鍵だ。来季がラストチャンスとなるが、どこまでメンディは輝けるのか。

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