25年前の悔しさを払拭させた1勝 イングランドがEURO初制覇なら今大会の主役はサウスゲイトに?

EURO2020はサウスゲイトの大会となる? photo/Getty Images

25年越しのリベンジが続く

UEFA EURO 2020でイングランド代表はドイツ代表と対戦。ラヒーム・スターリングとハリー・ケインのゴールで2-0と勝利した。この試合に並々ならぬ思いで挑んでいたのは、イングランドの指揮官だっただろう。

イングランドとドイツがEUROの決勝トーナメントで対戦したのは2度目である。前回対戦は25年前のEURO1996の準決勝での対戦だった。1-1でPK戦までもつれた一戦は、両国とも5人全員が成功し、迎えたイングランドの6人目が失敗。ドイツは6人目も成功してドイツの勝利が確定した。その大会はそのままドイツが決勝でも勝利しており、優勝への大一番となる試合だった。

その時に6人目のPKを蹴ったのが現イングランド指揮官のガレス・サウスゲイトだった。彼が監督となったイングランドが同じ舞台で同じ対戦相手と戦うことになる。普段以上に強い思いを持って試合に挑んだことだろう。

そんなEUROでの25年ぶりの再戦は、ドイツ優勢かと思われたものの、猛攻を凌いだイングランドが75分に先制。ケインの今大会初ゴールも生まれて2-0で勝利した。過去に悔しい経験をした因縁の相手に25年越しに勝利を収めた。サウスゲイト監督にとって、今大会が始まる前にもっとも意識した相手がドイツだったかもしれない。そんなドイツを相手に、自らのチームで勝利を掴み取ることに成功した。

彼の強い思いが25年前の悔しさを払拭させる1勝を勝ち取った。もしもこの勢いのままEURO2020をイングランドが制覇したとしたら、今試合は後に語り継がれる一戦となる。そして同国をEURO初優勝に導いた指揮官が今大会の主役になることだろう。この1勝で25年前のドイツのようにイングランドもタイトル獲得へ大きく前進した。EUROの舞台でのサウスゲイト監督のリベンジはまだ続いている。

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