4年間ですっかり“ガラスのアタッカー”に また負傷してしまったデンベレの気になる今後

デンベレはEUROでも期待されていたが…… photo/Getty Images

怪我が多すぎて未来見通すのが難しく

バルセロナへ移籍してから約4年。すっかりガラスのアタッカーになってしまったのがFWウスマン・デンベレだ。

デンベレは2017年夏にドルトムントからバルセロナへ移籍しており、支払われた移籍金は1億ユーロを超えていた。持っている才能はその移籍金額に見合うものだが、それを発揮する機会があまりに少ない。バルセロナ移籍後は怪我が続いており、デンベレが輝いた瞬間を思い出すのは難しい。

そのような状況下でもフランス代表監督ディディエ・デシャンはデンベレの才能を評価し、現在開催されているEURO2020にも招集していた。しかし、デンベレは大会中にまたも負傷。手術が必要になるとのことで、復帰は10月頃と考えられている。
フランス代表はもちろんだが、デンベレ本人もショックだろう。好調時は違いを作れるプレイヤーなのだが、EURO2020も結局31分間しかプレイ出来ずに離脱。さらに新シーズンのスタートも遅れることになり、バルセロナにとってもショックが大きい。

バルセロナは今夏に主力の売却へ動くと予想されており、デンベレもその候補者だった。クラブとの契約は2022年までとなっているため、移籍金を回収するには今夏の売却がベストだ。しかし怪我で離脱してしまったため、それも簡単にはいかないだろう。

英『Daily Mail』もデンベレを今夏に高額な移籍金で売却できれば理想的だったが、今回の怪我でそのプランも台無しと伝えている。

バルセロナからの4年で残した実績は乏しく、デンベレを戦力と計算するのはどのクラブにとってもリスクが大きい。24歳にして怪我が多すぎるアタッカーと認識されてしまったデンベレのキャリアはどうなっていくのか。バルセロナを離れるとしても、未来を予想しにくい状態になってしまった。

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