泥沼の6戦白星ゼロ 期待の掛かるレイソルの新星・細谷真大

前線で高い貢献度を見せた細谷(画像はイメージ) photo/Getty Images

中断期間が上位浮上へのカギか

3連勝から一転5戦白星なしと苦しい流れから抜け出せない柏レイソル。順位も下位に沈んでおり、一刻も早く勝利を掴みたい。

そんな状況で行われた明治安田生命J1リーグ第17節柏対北海道コンサドーレ札幌の一戦は1-2の黒星となってしまった。前半35分にクリスティアーノのPKで追い付くも前半のうちに再び失点し、相手を追う形に。後半からは柏ペースとなるも、スコアは動かずにタイムアップとなった。

この試合で気になったのは敵陣でボールを触る時間が極端に少ないことだ。特に前半は顕著に表れており、苦しい時間が続いていた。それでも、後半になると細谷真大が投入され、ここから流れを掴み始める。

細谷が相手を背負って受けるポストプレイ、フリーランでスペースにボールを要求する動きが非常にうまい。江坂任の投入の影響もあるが、後ろと前が繋がる場面が多くなっていた。

特に後半55分の裏への抜け出しは効果的で、細谷が投入されて生まれた動きだ。その後も、ペナルティエリア中央で素早いターンからシュートを放つなど積極的にゴールを狙っていた。19歳と非常に若い選手であるが、このプレイを継続すれば素晴らしいFWになることは間違いないだろう。

得点はなかったものの若手が良い流れを生み出し、同点まであと一歩となっていた柏。次節が来月の19日のサンフレッチェ広島戦と長い時間が空くため今の課題を整理しつつ、チーム力の向上に取り組んで欲しい。

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