発覚した江坂依存 レイソルはこの状況をどう乗り切る?

江坂の投入で一気に流れを掴んだ柏レイソル photo/Getty Images

高いパフォーマンスを披露した江坂

前節のヴィッセル神戸戦から中二日と苦しい日程の中で行われた柏レイソル対北海道コンサドーレ札幌の一戦は1-2で柏の黒星となった。

難しい試合となった札幌戦だが、うまくいかなかった部分は後方からの組み立てか。特に前半はボールを持てず、相手に押し込まれる場面が目立った。センターバックやサイドバックと言った最終ラインでのビルドアップの流れが悪く、うまく前線にボールを供給できていなかった。

そこで後半にネルシーニョ監督の打った手が江坂任の投入だ。これですべてが変わったと言っていいほどにビルドアップが活性化されていた。最終ラインが時間の経過もあり、落ち着きを取り戻したこともあるが、江坂がボールの受け手出し手をハイレベルにこなしていた。

これにより、前半あまりボールに触れていなかった右サイドのクリスティアーノが持つ時間が増えていた。その結果、相手がクリスティアーノへの対応に追われ、そうすると左サイドが空くためそこから攻め込めるという好循環が生まれる。このように江坂の投入でボールが回り、柏ペースになっていった。あとは得点が欲しかったが、札幌の堅守を崩すことは出来なかった。

過密日程の影響もあり、江坂を後半からしか使えなかった柏。江坂以外の誰かでゲームを組み立てられなければ、今季は難しくなりそうだ。

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