ジョタには特別な才能があった!? リヴァプールOBの元イングランド代表FWが回想する“驚異的な嗅覚” 「オーウェンように、どのポジションにいるべきかを自然に知っていた」

自動車事故で他界してしまったジョタ Photo/Getty Images

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得点センスが光るアタッカーだった

現役時代にアストン・ヴィラやリヴァプールで活躍した元イングランド代表FWエミール・ヘスキー氏はディオゴ・ジョタには特別な才能があったと語っている。

ウルブズやリヴァプール、そしてポルトガル代表でも活躍したジョタは今夏不慮の事故で亡くなった。突然起きたショッキングな出来事にリヴァプールやポルトガルだけではなく、世界中のサッカーファンが深い悲しみに包まれた。

その後リヴァプールは背番号20を永久欠番にすることを決定し、クラブの歴史に名を残すレジェンドとしてジョタへの敬意を示した。
そんななか、リヴァプールのOBであるへスキー氏はジョタのプレイを回想しており、特別な才能を持つストライカーだったと振り返っている。

「彼を特別にしていたのは、彼の技術的な能力とチャンスを嗅ぎつける能力だと思っている。彼は背の高い選手ではなかったが、常に全力を尽くし、一生懸命だった。背が低かったから、重心が低かったんだ。素早く方向転換してディフェンダーをかわし、ゴールを決めるのが上手だった。本当に素晴らしかったよ」

「彼はマイケル・オーウェンのように、どのポジションにいるべきかを自然に知っていた。マイケルはそれほど体格が良くなかったが、ヘディングシュートをいくつも決めている。要はチャンスを嗅ぎ分けること、自分がいるべき位置を理解することが大事なんだ。私はマイケルが180cmの選手たちをかわすのを見たことがある。彼のタイミングは完璧だった」

「ジョタは本当に素晴らしかったと思う。何度か怪我をしたが、彼が離脱すると常に大きな穴が開いた。私にとっては、コンディションが良ければ、間違いなく先発として起用できる選手の一人だった。 特にストライカーとしてだが、ウイングでもプレイできただろ?それに10番としてもね。正直言って、彼はほぼ完璧な選手だった」(英『FourFourTwo』より)

同氏も触れているように度々怪我に悩まされてきたジョタだが、同選手の持つ得点センスはリヴァプールの中でも際立っており、頼れる点取り屋だった。再びピッチでプレイする姿を見ることは叶わなくなってしまったが、ジョタの記憶はこれからも永遠に語り継がれていくだろう。


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