U-18での得点ペースは“グリーンウッド級” マンUの次なる怪物に刮目せよ

今季はU-18カテゴリでプレイしたマクニール(左) photo/Getty Images

U-18プレミアリーグでは得点王に

マンチェスター・ユナイテッドのアカデミーから輩出されるヤングスターは、どれも良質な選手ばかりだ。それは近年FWマーカス・ラッシュフォードやMFスコット・マクトミネイ、FWメイソン・グリーウッドといった選手がトップチームで活躍していることからも見て取れるだろう。

そんな有能選手を輩出し続けるマンUのアカデミーから、また新たな主力候補が台頭するのか。各方面から大きな期待をかけられているのは、U-18カテゴリを中心に活動しているFWチャーリー・マクニール(17)だ。

2014年7月に一度はマンUからマンチェスター・シティの下部組織に移籍したものの、昨夏改めて赤い悪魔に出戻りすることとなったマクニール。そんな彼は今季U-18プレミアリーグで圧倒的なパフォーマンスを披露した。リーグ戦21試合に出場して、積み重ねた得点数はなんと24ゴール。チームは2位フィニッシュとなったものの、マクニールは見事同リーグにおける得点王に輝いている。
そして、さらに興味深いのが先輩との比較だ。その先輩とは、今やトップチームの主力となっているグリーンウッド。彼もまた、かつてU-18カテゴリでプレイした選手だが、同選手は2018-19シーズンに13試合の出場で15得点を記録している。そんな両者の得点ペースを比べてみると、差はほとんどないことがわかる(マクニール:1.14点、グリーンウッド:1.15点)。こうした数字を見ても、マクニールへの期待は高まるばかりだ。

もちろんこれがU-18カテゴリにおける成績に過ぎないのは間違いない。しかし、グリーンウッドがブレイクしている以上はマクニールにも大きな期待を寄せることができるだろう。

加えて、彼が主戦場とするのはセンターフォワード。現在のトップチームでは同ポジションの人員不足が指摘されることも多いため、マクニールにはチャンスがあるといっていい。はたして、来季はグリーンウッドに続いてまたもアカデミー出身のストライカーがマンUでブレイクを果たすのか。マクニールの成長には大いに期待したいところだ。

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