トゥヘル体制でも輝く”ランパード・チルドレン” 右サイドを駆け抜けるドレッド頭の21歳

順調に出場機会を増やすジェイムズ photo/Getty Images

前監督が起用したイングランド人DF

今季UEFAチャンピオンズリーグで決勝に進出したチェルシー。前指揮官のフランク・ランパード氏が若手を積極起用した影響もあり、昨オフに大型補強を行ったチェルシーだが、現在でも多くの若手が台頭している。

そんな中で近年出場機会を増やしているのが、DFのリース・ジェイムズだ。現在21歳で右サイドバックや右ウィングバックを務めるジェイムズ。アカデミーで育った根っからのチェルシーファンである彼は、2018-19シーズンにトップチームへ昇格してウィガンへレンタル移籍。1年間レギュラーとして活躍すると、翌シーズンから就任したランパード監督に認められて、トップチームデビューを果たす。今シーズンは30試合1得点を記録しており、トーマス・トゥヘルに監督が代わっても、右のウィングバックとして重宝されている。

ドレッドヘアーをなびかせてプレイするジェイムズは、大柄ではないもののフィジカルと1対1での強さを活かして右サイドを制圧。また攻撃センスにも優れており、精度の高いクロスから得点を演出するなどチームにとって大きな武器となっている。

アントニオ・コンテやマウリツィオ・サッリらが率いた過渡期から世代交代を図っていたチェルシーにおいて、ジェイムズはその象徴の1人ともいえる。彼の活躍とチームへの貢献は、ランパード氏の功績ということもできるだろう。トゥヘル体制の初タイトルを目指して戦ったFAカップ決勝には敗れてしまったが、残されたCL決勝では若きジェイムズの活躍がマンチェスター・シティ撃破へのキーとなっていく。

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