恩師との再会で輝きを放つアーリアジャスール チームトップの得点力でJ1昇格を目指す

町田で輝きを放つ長谷川アーリアジャスール photo/Getty Images

今季から町田でプレイしている長谷川アーリアジャスール

明治安田生命J2リーグ第12節終了時で5位と好調を維持している町田ゼルビア。ランコ・ポポヴィッチ体制2年目となっている今季は是が非でも昇格したいところだ。そんな中でチームトップの4得点を挙げ、勝利に貢献しているのが長谷川アーリアジャスールだ。

横浜F・マリノスやセレッソ大阪といった日本の多くのクラブを渡り歩いた長谷川は今季から町田に活躍の場を移している。世代別の代表に選ばれており、2012年にはA代表招集の経験を持つ実力者である。指揮官であるランコ・ポポヴィッチとは何度も各クラブと共にプレイしており、師弟関係が生まれている。

加入初年度となっている今季だが、ここまで全試合に出場しており、ポジションは[4-4-2]の2トップの一角としてピッチに立っている。

主にストライカーとコンビを組むことが多く、長谷川がトップ下のように振舞うことが多い。左右どこにでも顔を出して3人目としてパス交換や崩しを行っており、前線で非常に気が利くタイプの選手である。ポジションが近い平戸太貴とのコンビは連携面で素晴らしく攻撃面での期待が大きい。

5日に行われたファジアーノ岡山との一戦でも2トップの一角として先発を果たした長谷川。この日も前線で違いを生み出しており、非常に効果的であった。しかし、ボールを失う場面が多く、ここは今後の課題となるはずだ。

それでも、後半45分には見事なトラップからシュートを打って決勝点を挙げている。先制するも追い付かれ、同点の時間帯が長かったチームに待望の1点が生まれた。終盤でも集中力を切らさずに決めきった長谷川は称賛に値すると言える。

32歳とベテランの域に達している長谷川だが、まだまだ高いテクニックは健在だったようだ。今後の活躍に期待したい。

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