欧州ビッグクラブが熱視線
今夏またひとり、南米のサッカー王国からヤングタレントが欧州トップシーンへと活躍の場を移すのだろうか。ブラジル産の若き中盤戦士に、ビッグクラブ行きの噂が浮上している。
その若き中盤戦士とは、パルメイラスに所属するブラジルの代表MFガブリエウ・メニーノ (20)だ。英『Daily Mail』によると、同選手には現在チェルシーやトッテナム、ユヴェントス 、アトレティコ・マドリードといったクラブが今夏の獲得に興味を示しているという。
そんなメニーノとは、いったいどんな選手なのか。ひとことで言うならば、“攻守にハイレベルな万能MF”と表現することができるだろう。少しありきたりな表現ではあるが、その実力はブラジル国内でも屈指のレベルであることは間違いない。高い両足でのキック精度を武器にチームのビルドアップを司り、チャンスとあらばゴール前にも侵入する。守備にもハードに貢献することが可能で、まさにボックス・トゥ・ボックス型MFの理想形に近い選手といえるか。
現地ではそのプレイスタイルから、身長176cmながら“ヤヤ・トゥレ2世”と呼ばれることも少なくないメニーノ。将来的には究極のオールラウンドMFへと成長するポテンシャルを備えているといっていいか。そう考えると、欧州のビッグクラブがこぞって彼の獲得に関心を寄せるのも納得することができるだろう。
世界広しといえども、ヤヤ・トゥレほどの実力を備えた万能MFはそう簡単に出現するものではない。しかし、この若きブラジル代表MFは、そう遠くない未来に大先輩と同じ領域へ至ることができる逸材なのか。今夏欧州ビッグクラブへ渡ることとなった際には、その成長ぶりを初期段階からチェックしておくのもおもしろいだろう。