ドイツで評価高める逸材DFはどこへ行く 21歳の去就に集まる注目

今夏の去就に注目が集まるコナテ photo/Getty Images

現時点で有力なのは……

今夏の移籍市場でその動向に注目が集まる若きセンターバックは、はたして来季どのクラブでプレイしているのだろうか。ドイツで評価を高める21歳の守備者に、プレミアリーグの複数クラブから熱視線が送られている。

その21歳とは、RBライプツィヒでプレイするフランス人DFイブラヒマ・コナテだ。ここ最近まで、同クラブではDFダヨ・ウパメカノの去就について話が盛り上がっていたものの、同選手は来季バイエルン・ミュンヘンへ移籍することが決定。彼の去就に決着がついたことにより、現在はコナテの動向へと注目が集まりつつある。

まだ21歳と若く、身長193cmの圧倒的なフィジカルを活かした肉弾戦を得意とするコナテ。怪我による欠場も少なくないが、今季ここまでブンデスリーガでわずか20失点のライプツィヒ守備陣を支える存在なだけに、他クラブが注目するのは無理もないだろう。そんな同選手には現在、アーセナルやチェルシー、マンチェスター・ユナイテッドといったクラブが獲得に興味を示しているとされる。
もちろん、残留を選択する可能性もある。しかし、本人がステップアップを望んでいるのならば、このタイミングで移籍というチョイスは決して悪いものではないだろう。では、そんなコナテが移籍を決断するとすれば、一体どのクラブを選択することになるのだろうか。

現時点で最も可能性が高いと言えるのは、チェルシーかもしれない。今季ここまでプレミアでリーグ2番目に少ない25失点を記録しているブルーズだが、CBの年齢層はそこまで若くない。主力となっているのはチアゴ・シウバ(36)、アントニオ・リュディガー(28)、アンドレアス・クリステンセン(24)、セサル・アスピリクエタ(31)、クルト・ズマ(26)の5人。平均年齢は29歳だ。最年長のT・シウバがあとどれだけ稼働できるかは不透明ということもあって、将来的に多くの出場機会を得られる可能性は高いはず。トーマス・トゥヘル監督就任後、3バックを基軸としていることもライプツィヒで同システムを経験しているコナテにとってはプラス材料と言える。

なにより、現在チェルシーでアシスタントコーチを務めているジョルト・ロー氏は、かつてライプツィヒでコナテを指導した経験を持つ人物。旧知の間柄である指導者がいるのも、コナテに安心感を与えるはずだ。

はたしてこの男は来季一体どのクラブでプレイすることとなるのだろうか。今夏21歳の逸材DFが下す決断には注目が集まる。

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