23歳DFの復帰がレアルに恩恵をもたらす “右SB問題”を解決に導く男

次節セビージャ戦での復帰が濃厚となっているオドリオソラ photo/Getty Images

次節セビージャ戦で復帰濃厚

2020-21シーズンのレアル・マドリードが抱える大きな問題点。その一つとして挙げられるのが右サイドバックのチョイスだ。

昨季まではスペイン代表DFダニエル・カルバハルが不動の地位を築いていた同ポジション。しかし、今季は度重なる負傷によって同選手の出場数が激減する事態に陥ってしまっている。ここまでカルバハルの公式戦出場数はわずか5試合。この“右SB問題”には、ジネディーヌ・ジダン監督もかなり頭を悩ませていることだろう。

そんな状況に陥ったなかで、指揮官がこれまで代役として主に右SBで起用してきた選手は2人。前線を主戦場とするFWルーカス・バスケスと、左SBが本職のフェルランド・メンディだ。どちらも代役として及第点のパフォーマンスは披露していると言えるだろう。しかし、どうしても本職の選手と比べてしまえば見劣りするのは事実。どこまでいっても、彼らは“急場凌ぎの存在”なのだ。
しかし、そんなレアルに頼もしい存在が帰ってくることとなりそうだ。スペイン『AS』によると、負傷離脱が長引いていたDFアルバロ・オドリオソラが、次節セビージャ戦で戦列に復帰することが濃厚になっているという。これまでレアルでなかなか結果を残すことができていなかった同選手だが、それでも彼がチームに帰ってくることは間違いなく大きいと言えるだろう。彼自身のパフォーマンスがそこまで良くなくとも、レアルにはメンディとバスケスを本職で起用できるようになるという利点が生まれるはずだ。

「オドリオソラの復帰は、間違いなくレアルにとって大きな助けとなる。彼にそこまで期待していない人は多いかもしれないが、今季唯一の出場となったバジャドリード戦では素晴らしいパフォーマンスを披露している。バスケスやメンディを本来のポジションにおけるプレイへ集中させるという点においても、彼は重要な存在だ」

同メディアもこのように主張しており、オドリオソラの復帰がレアルに安定をもたらす可能性は決して低くない。現在リーガ・エスパニョーラで4位に甘んじている白い巨人だが、24歳DFの戦列復帰によって彼らは勢いを取り戻すことができるか。オドリオソラの帰還がもたらす恩恵を、ジダン監督は最大限に活用したいところだ。

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