本当に2020年か? 走り続ける“2人”の鉄人ベテランプレイヤーの脅威

リヴァプールのミルナー photo/Getty Images

CLで12.63kmも走る

いよいよスタートした今季のチャンピオンズリーグでは、早くも若手選手の活躍が話題を集めている。

バルセロナのアンス・ファティやペドリ、レンヌのエドゥアルド・カマビンガなど、10代プレイヤーが続々とチャンピオンズリーグのピッチを踏んでいるのだ。

しかし、元気いっぱいのベテラン選手たちのことも忘れてはならない。30代に突入してもフィジカルコンディションを整え、ハードワークするプロフェッショナルな選手たちがいるのだ。
例えば走行距離で見ると、21日のリヴァプールVSアヤックスの一戦で両チーム合わせて最多の距離を走っていたのはリヴァプールの34歳MFジェイムズ・ミルナーだ。

インテルのビダル photo/Getty Images

ミルナーはこのゲームで12.63kmもの走行距離を記録し、1-0の勝利に大きく貢献した。アヤックスの方では18歳のMFライアン・グラフェンベルフがチーム最多の11.69kmを走ったが、それでもミルナーとは1km近い差がある。

また守備面の数字もミルナーは印象的だ。タックルとインターセプトの数を合わせると、チャンピオンズリーグ開幕節で最も多い数字を記録したのはインテルMFアルトゥーロ・ビダルで12回、それに次ぐのがミルナーで11回だ(WhoScoredより)

同サイトは「本当にまだ2020年か?」と取り上げているが、ビダルも33歳とベテランだ。それでもミルナー同様に衰えの気配はなく、試合に出場すれば常に100%のファイトを提供してくれる。

ミルナーもビダルも鉄人プレイヤーとの表現がふさわしく、大きな怪我も少ない。彼らのプロフェッショナル精神は若手にとって最高の手本と言えよう。

彼らはまだまだ走り続ける。カマビンガやファティより倍近い人生を歩んでいるが、彼らの運動量と献身性を甘く見るべきではない。

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