“約4000万ユーロ”で完成した最強コンビ 銀河系軍団を支えるペアの大きさ

レアルのヴァランとラモス photo/Getty Images

コスト的にもベストコンビ

最近のレアル・マドリードでは楽しみな若手が続々と出てきているが、他の追随を許さぬ不動の地位を築いている者たちがいる。

割って入ることがほとんど不可能なポジションになっているのが、センターバックのセルヒオ・ラモス&ラファエル・ヴァランだ。この2人を脅かせるほどの実力者はなかなか見当たらない。

今季も彼らは最終ラインの軸になっており、昨季チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のマンチェスター・シティ戦で凡ミスのあったヴァランも本来の姿を取り戻したと評価されている。
何よりスペイン『MARCA』が評価するのは、2人にかかったコストだ。やや時代が違うとはいえ、セビージャからラモスを獲得した際に支払った移籍金は2700万ユーロ。ヴァランの獲得にも1000万ユーロしかコストがかかっていない。つまりは2人合わせて3700万ユーロだ。

昨年にはFCポルトからブラジル代表DFエデル・ミリトンを獲得しているが、この取引では5000万ユーロもの移籍金が動いている。ミリトン1人でラモス&ヴァランのコストを超えているのだ。

2010年代ではラモス&ペペのコンビもレアルを長く支えたが、完成度ではラモス&ヴァランの方が上か。チャンピオンズリーグを複数回制し、2人はそれぞれの代表チームでワールドカップも獲得している。

約4000万ユーロで完成したコンビは、クラブ史上最高級のセンターバックと言っても大袈裟ではない。今季もレアルの堅守は健在で、対戦相手も彼らを崩すのは一苦労だろう。

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