24歳以下で“ほぼ”完成するNewスペイン 次世代を支える超逸材たちが面白い

代表デビューを飾ったトラオレ photo/Getty Images

急速に進む世代交代

来夏のEURO2020、そして2年後の2022カタール・ワールドカップへ。近年苦戦を強いられてきたスペイン代表が面白い構成になってきている。

テーマはずばり「世代交代」だ。

代表監督のルイス・エンリケも積極的に若手を招集しているが、20代前半の実力者がかなり多くなっているのだ。
GKにはアスレティック・ビルバオのウナイ・シモン(23歳)、最終ラインも左サイドバックにトッテナム所属のセルヒオ・レギロン(23歳)、バレンシアのホセ・ガヤ(25歳)もいる。

センターバックはマンチェスター・シティの19歳DFエリック・ガルシア、ビジャレアルの23歳パウ・トーレスがいる。特にトーレスはセルヒオ・ラモスの相棒候補であり、すでに重要な選手になりつつある。

中盤はマンCのロドリ(24歳)、レアル・ソシエダのミケル・メリノ(24歳)、ナポリのファビアン・ルイス(24歳)がいる。

マンC所属のガルシアも photo/Getty Images

ウイングにはマンCへ移籍したフェラン・トーレス(20歳)、バルセロナで活躍するアンス・ファティ(17歳)、さらにウォルバーハンプトンの快速MFアダマ・トラオレ(24歳)も先日デビューを飾った。

スペイン『MARCA』は唯一右サイドバックだけは若手が欠けていると捉えているようで、ここはまだ28歳のレアル・マドリード所属DFダニエル・カルバハルかセビージャのベテランDFヘスス・ナバスに頼ることになるだろう。

それでも右サイドバックとセンターフォワードを除けば、スペインは20代前半以下の選手だけでほとんどのポジションを埋められる。

ここ1年ほどで急速に世代交代が進んだ印象があり、スペインの未来は明るい。2022ワールドカップを迎える頃には彼らが主力となり、優勝候補に数えられることだろう。

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