狙われたのは自慢のストロングポイント リヴァプールが7失点喫した原因とは

アストン・ヴィラ戦でリヴァプールはA・アーノルドが担当する右サイドを狙われた photo/Getty Images

「それこそが一番の狙いだった」

リヴァプールは一体どうしてしまったのか。現地時間4日に行われたプレミアリーグ第4節のアストン・ヴィラ戦で、同クラブはショッキングな敗戦を喫することとなってしまった。

群雄割拠のプレミアとはいえ、中堅クラブ相手に昨季王者が2-7で大敗。このスコアには誰もが目を疑ったことだろう。リヴァプールも決してアストン・ヴィラを侮っていたわけではなかったはずだ。GKアリソン・ベッカーやMFジョーダン・ヘンダーソン、FWサディオ・マネといったチームの軸となる選手がスタメンから外れてこそいたものの、それ以外はほぼ普段の主力級がスタメンに名を連ねていた。それだけにこの大敗は誰にとってもショッキングだったと言える。

では、一体なぜアストン・ヴィラは現状におけるほぼベストメンバーで向かってきたリヴァプールを返り討ちにすることができたのか。その秘密を、この試合でハットトリックを達成したFWオリー・ワトキンスが明かしている。試合後、同選手は昨季王者と対戦するにあたって、アストン・ヴィラの選手たちが共有していたリヴァプールの抑え所について次のように語った。

「僕たちが持っていたゲームプランとして、相手サイドバックの裏を狙うというのはあったよ。うまくいってよかった。それにしても、ここまでのスコアになるとは予想していなかったけどね。裏を狙うことで、彼らのサイドバックのオーバーラップを抑え込むことができる。それこそが一番の狙いだった。難しいことは承知していたけれど、全員で協力してこのプランを実行することができたよ」

リヴァプール自慢のSBが絡む攻撃を、可能な限り抑えこむことを意識していたというアストン・ヴィラの面々。右のトレント・アレクサンダー・アーノルドに仕事をさせなかったことで、このプランはうまくハマったと言えるか。左のアンドリュー・ロバートソンには手を焼いた場面もあったが、どちらか一方でも封じてしまえば試合運びがかなり楽になることは間違いない。

全体としてルーズな面もあったとはいえ、このアストン・ヴィラ戦でリヴァプールはひとつ戦術における小さな弱点を露呈したということになるか。この試合を見て、今後彼らの両SBを徹底的に潰してくるチームは増えるだろう。はたしてその時、ユルゲン・クロップ監督はどのようにしてそういった相手に対処することとなるのだろうか。今季はレッズにとって試練のシーズンとなりそうだ。

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