「まだドアは開いているはず」 ガラスのレフティーが見据える大復活の時

ウェストハムのウィルシャー photo/Getty Images

「全ては自分次第」

ガラスのレフティーは再び輝きを取り戻せるか。かつてアーセナルで強烈なインパクトを残したテクニシャンが、再起のチャンスを窺っている。ウェストハムに所属するMFジャック・ウィルシャーに復活の時はくるか。

2018年に心機一転アーセナルからウェストハムへと活躍の場を移したウィルシャー。しかし、新天地へ向かってからも、彼をめぐる状況はあまり変わっていない。アーセナル時代から悩まされていた怪我によって長期離脱を繰り返し、加入から2年が経過した現在でも出場はわずか19試合。プレイタイムは合計で837分しかなく、先日行われたEFLカップのハル・シティ戦が移籍後初のフル出場だった。

再起をかけてウェストハムにやって来たウィルシャーだが、本人もこの結果には満足していないことだろう。それはもちろん、彼がトップフォームを取り戻すことに期待して、獲得を決断したクラブも同じはずだ。
もうウィルシャーが輝くことはないのだろうか。この状況を見るに、おそらくそう思っている人は少なくないだろう。しかし、ウィルシャーはそれでも自身の復活を諦めない。英『THE TIMES』のインタビューに登場した同選手は、たとえどこでプレイをすることになっても自分はもう一度トップフォームを再発見できるはずだと次のように語っている。

「ウェストハムであろうと、別の国であろうと、僕はただ試合に出てかつてのレベルを取り戻したいだけなんだ。プレイする場所がイギリスでも、イタリアでも、スペインでも関係ない。僕はまだピッチ上で何かを与えることができると感じているよ。自分自身を再び高いレベルに引き戻すことがでそれを証明したいね。ペンチで満足だと言う選手はみんな嘘をついている。とにかくプレイしたいんだ。15~20試合ほどゲームに出て、ピッチ上で影響力を示したい。再び自信を取り戻すことができると信じているよ」

「まだドアは開いているはずだ。フォームを維持し、うまくやっている選手がピッチに立つべきなのは間違いない。全ては自分次第だ。まずはプレイを再開してから、何試合かこなしたいね。僕にはそれができると信じている」

はたして、ガラスのレフティーが再びピッチ上で最高級の輝きを放つ日はやってくるのだろうか。アーセナル時代に見せていたような姿をもう一度と願っている人は多いはず。ウィルシャーがピッチ上で大復活を果たす時を皆が待ち望んでいる。

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