“デ・ロッシの完全再現”なるか ローマで新タスク任される長身MF

ヴェローナ戦3バックの中央として先発したクリスタンテ(左) photo/Getty Images

本人は後ろ向きか

かつて偉大な男が務めた役割を、この長身MFが再現することはやはり難しいのか。ASローマで新たなタスクを任されている25歳が苦戦を強いられている。

その25歳とは、イタリア代表MFブライアン・クリスタンテだ。身長190cmのサイズを誇りつつ、優れたパスセンスも兼ね備えた同選手。その特性を活かそうとしてか、現地時間19日に行われたセリエA開幕節のヴェローナ戦でパウロ・フォンセカ監督は彼を3バックの中央で起用した。

しかし、結果的にこの策はうまくハマらなかったと言っていい。いくら上背があろうとも、やはりクリスタンテは中盤を本職とする選手。最終ラインとしての対応はぎこちなく、この試合では何度か怪しい場面を作り出すこととなってしまった。かつてダニエレ・デ・ロッシが完璧にこなしたこの役割だが、クリスタンテには向いていない。おそらく、ヴェローナ戦を観ていた多くのロマニスタがそう思ったはずだ。

そしてどうやら、クリスタンテ本人もこのヴェローナ戦でリベロのポジションは自身のスタイルに合っていないと確信した様子。試合後、同選手はチーム事情こそあったものの、もっと前のポジションでプレイしたかったと次のように話している。伊『Corriere dello Sport』が伝えた。

「必要とあらば、守備もしなければいけない。それが今日僕が任されたポジションだった。はっきり言ってしまうと、これは僕本来の役割ではないと思う。でも、必要に応じてこのスタイルに適合しないといけないね。今後も何度かこのポジションでプレイすることはあるだろう。本音を言うと、もっと前のポジションでまたプレイしたいよ」

中盤の選手としては時折デ・ロッシを彷彿とさせるプレイを見せるものの、リベロへの対応は今のところかなり苦戦を強いられているクリスタンテ。どうやら本人はコンバートに後ろ向きな様子だが、はたして今後フォンセカ監督は彼をどのように起用してくるか。デ・ロッシの完全再現ができれば戦術の幅はかなり広がってくるだけに、もう少しチャレンジしてほしいところだが。クリスタンテの今後に注目が集まる。

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