ベンゼマは孤軍奮闘、イスコも輝き減少 静かな“白い巨人”レアルに残る不安

昨季はリーガを制したレアル photo/Getty Images

今夏の補強は十分ではない

昨季はリーガ・エスパニョーラを制したものの、レアル・マドリードの状態は決して盤石とは言えないだろう。今夏はここまで目立った補強もなく、昨季から戦力が大きく上積みされているわけではない。

リーガ連覇&チャンピオンズリーグ制覇は簡単に実現できるミッションではない。不安要素はいくつかあるが、まずは替えの利かない選手たちをどうコントロールしていくかだ。

相変わらずアンカーのカゼミロに代わるオプションはなく、今季もカゼミロが欠場するようなことがあれば中盤の守備力が落ちると予想される。

さらに右サイドバックもダニエル・カルバハルと2番手の間に大きな実力差がある。アクラフ・ハキミが戻ってくれば問題は解消されたが、ハキミは結局インテルへ移籍。今のところカルバハルの代案はバイエルンへのレンタルから戻ってきたアルバロ・オドリオソラか、攻撃的なルーカス・バスケスを回すパターンくらいか。アンカーと右のサイドバックは決して層が厚いとは言えぬエリアだ。

そしてもう1つ。昨季カリム・ベンゼマへの負担が大きくなっていた攻撃面だ。スペイン『MARCA』はまだFWエデン・アザールのコンディションには不安があると伝えているため、今季も序盤戦はベンゼマが孤軍奮闘する格好となるかもしれない。

アザール、マルコ・アセンシオ、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエスらが得点部分でベンゼマをサポートし、もう少し負担を減らしてあげるしかない。攻撃部分で大きな補強ができないことは不安材料と言えよう。

また同メディアは、指揮官ジネディーヌ・ジダンお気に入りだったMFイスコがここ2年間輝きを失っていると気にかけている。レアル・ソシエダからMFマルティン・ウーデゴーは戻ってきたものの、イスコのベストを引き出すことが必要との考えだ。

確かにイスコは2016-17シーズンにリーグ戦10得点8アシスト、続く2017-18シーズンは7得点7アシストを決めていたのが、2018-19シーズンは3得点2アシスト、昨季は1得点2アシストとシーズンを重ねるごとに減少している。

イスコの復調も攻撃面では大きなプラスとなるはずで、2016-17シーズンの数字あたりまで回復してくれれば言うことなしか。

果たしてジダンはこれらの課題をクリアしながらリーグ連覇とチャンピオンズリーグ制覇を達成できるのか。来夏こそ大型補強へ動くなんて話題もあるが、今季の戦いを捨てるわけにはいかない。現有戦力で国内と欧州の頂点を目指す戦いが始まる。

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