イエローもゼロだった 左SBだった選手が“ブンデス最高”のセンターバックへ 

バイエルンのアラバ photo/Getty Images

複数ポジションを完璧にこなす男

左サイドバックとセントラルMFの役割を完璧にこなす彼なら、センターバックまでやってしまうのではないか。

昨季のバイエルンではその予想が現実のものとなった。

負傷者が出たことも関係しているが、バイエルンでは主に左サイドバックを務めてきたダビド・アラバがセンターバックとして大ブレイクしたのだ。その活躍ぶりから、ブンデスリーガ公式は「ブンデスリーガ最高のセンターバックなのか?」とまで評価している。

身長は180cmとセンターバックを務めるには小柄で、空中戦に不安があるのは事実だ。しかし、そうした不安要素よりもメリットの方が大きい。

最大のメリットはビルドアップが安定することにあり、中盤もこなせるだけあってアラバのパス精度は高い。プレスを受けてもボールを失うことがなく、確実に縦へボールを出してくれる。

昨季はセンターバックとしてリーグ戦では91%と高いパス成功率を誇り、ボールタッチ数も2716回記録している。さらにデュエル勝率も60%と予想以上に高く、攻守ともにかなり安定していた。

しかも慣れないセンターバックをこなしたにも関わらず、アラバはリーグ戦とチャンピオンズリーグの両方で1枚もイエローカードを受けていない。最もクリーンなセンターバックと評価するにふさわしい成績だ。

相手FWとのサイズを考えると、強引に倒して止めるようなシーンが出てきても不思議はない。しかしアラバにそうしたトラブルは起こらなかった。

左サイドバックの位置では若いアルフォンソ・デイビスがブレイクしており、アラバはこのまま左のセンターバックで固定してもいいかもしれない。

以前バイエルンを指揮していた現マンチェスター・シティ指揮官ジョゼップ・グアルディオラはアラバならセンターバックもこなせると考えていたというが、昨季はその根拠を見ることができた。

これほど複数のポジションを完璧にこなしてしまう選手も珍しいか。

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