現在のサッカー界で最強のストライカーを決めるとすれば、人々は誰を選ぶだろうか。長く活躍するバルセロナのリオネル・メッシの影響力はいまだ健在で、その座を奪わんと今季得点を量産するバイエルン・ミュンヘンのロベルト・レヴァンドフスキも好調。パリ・サンジェルマンのキリアン・ムバッペも候補には入ってくるだろう。議論はかなり白熱したものとなることが予想される。
だが、2019-20シーズンにブレイクした19歳も忘れてはいけない。ドルトムントのアーリング・ハーランドだ。前所属のザルツブルク時代と合わせて、今季すでに公式戦40ゴールを奪っている同選手。彼もまた、有力候補として扱わなければいけない存在絵であることに疑いの余地はない。この19歳をプッシュする人も少なくはないだろう。
かつてイタリアで得点を量産した元イタリア代表FWクリスティアン・ヴィエリ氏も、お気に入りはハーランドだ。伊『Corriere della Sera』のインタビューに登場した同氏は、現サッカー界のストライカーについて話した中でハーランドを次のように称賛している。
「ハーランドは全てにおいて最強のストライカーだ。そして、その才能を伸ばすのに最適なクラブであるドルトムントに加入したことで、そのキャリア形成も成功していると言えるよ。数年後には2億ユーロや3億ユーロの移籍金で、さらに素晴らしいクラブへ行くと思うね」
ドイツで輝く“金の卵”をベタ褒めしたヴィエリ氏。ハーランドのプレイにはレジェンドもメロメロなようだ。
かつての名手をも虜にするドルトムントの19歳。はたして、ハーランドは今後どれほど偉大な選手となるまでに成長するのだろうか。順調に育てば、満場一致で“最強ストライカー”と呼ばれる日がやってくるかもしれない。
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