これがイブラ流の優しさ? 悪童バロテッリが若きインテル時代を回想 

インテル時代のイブラヒモビッチとバロテッリ photo/Getty Images

バロテッリの才能をいち早く見抜いたイブラ

ブレシアに所属する元イタリア代表FWマリオ・バロテッリが、インテル時代の裏話を口にし話題となっている。

現在29歳のバロテッリはルメッツァーネ(当時セリエC)の下部組織出身で、2006年に15歳ながらトップチームデビューを飾ると、この若き逸材に目をつけた名門インテルが同年夏に買取オプション付きのレンタル移籍で獲得した。2007年12月に17歳でセリエAデビューを果たし、2009-10シーズンはリーグ戦26試合に出場して9ゴール6アシストを記録。チームにスクデットをもたらすとともに、主要タイトルの3冠に貢献していた。ただ、素行の悪さが目立つようになり、メンバー外となることもたびたびあり、シーズン終了後にマンチェスター・シティへ完全移籍することとなった。

そんなバロテッリが、元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏(現・広州恒大監督)とのInstagramのライブ配信で、インテル時代を回想。当時インテルのエースとして活躍していたズラタン・イブラヒモビッチとのやり取りを明かしたのだ。
「オレはインテルのシニアチームに来たとき、まだ16歳だった。ある日、彼(イブラヒモビッチ)の近くへ行ったら『お前はここでプレイできると思っているのか? 今日はトレーニングに参加しているかもしれないが、もう2度とないだろう』と言われたんだ。彼はピッチで毎回のように、『お前はダメだ』とも言ってきたよ。でも彼はその後、(代理人の)ミーノ・ライオラのもとへ行き、『あいつはオレよりもうまい。顧客にすべきだ』と言ってくれたんだ」

イブラヒモビッチはいち早くバロテッリの才能を見抜いていたようだ。厳し言葉の数々も、バロテッリを一人前にするためのイブラヒモビッチ流の優しさだったのかもしれない。その結果、悪童としての一面を持つもバロテッリは多くのビッグクラブで結果を残してきた。

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