今季後半戦、マンチェスター・ユナイテッドで輝いている冬の新加入選手はMFブルーノ・.フェルナンデスだけでない。エースの代役としてチームに加入した男も、見逃してはいけないほどの活躍を披露している。FWオディオン・イガロだ。
加入が決定した当初は、このFWの獲得を「パニックバイ」と捉えた人も少なくなかったかもしれない。なにしろ彼はすでに30歳を迎え、中国でプレイしていた選手だ。そう思うのも無理はなかっただろう。しかし、イガロはチームに合流してから公式戦8試合ですでに4ゴールを挙げ、今や誰もが認めるマンUの重要な戦力になった。勢いづいたところでリーグ戦は中断となってしまったが、今のところ獲得は正解だったと言えるパフォーマンスを披露している。
そんなマンUでロケットスタートを切ったイガロが、自身が少年時代に憧れた選手2名を明かしている。かねてより幼い頃からマンUファンだったことを公言している同選手。アイドルはもちろんマンUの選手だ。クラブ公式のインタビューにて、イガロは次のように述べている。
「ストライカーのお手本として、アンディ・コールとドワイト・ヨークのことはよく見ていたよ。彼らはどちらも素晴らしいストライカーで多くのゴールを決めていたね。だから、僕は2人の動き出しやスペースを生み出す方法といったものをよくチェックしていたね。DFの背後をとってクロスに合わせる動きもだ。彼らの全てから学んだんだ。それは今でも僕のキャリアにおいて多いに役立っているよ」
少年時代は当時“ホットセット”と称され、容姿もプレイススタイルも似ていることで知られていたマンU往年の名コンビをお手本にして育ったというイガロ。トレブル達成時のマンUにはデイビッド・ベッカムやポール・スコールズ、ライアン・ギグスなどといった圧倒的に華やかな選手もいたのだが、彼は前線でひたむきにゴールを奪い続ける2トップに夢中だったようだ。
憧れの選手が在籍したクラブで輝くイガロ。アイドルは偉大すぎる名コンビだが、はたして彼は今後の活躍でこの2人に並べるほどのレジェンドとなることができるか。30歳は着実に夢の存在へと近づいている。
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