未だにドイツでは新型コロナウイルスの影響が続いているが、ブンデスリーガのクラブの中にはチームトレーニングをスタートさせたチームもある。もちろんコロナウイルスへの対策を徹底した中での再開だが、大きな一歩と言っていいだろう。
独『Bild』などがその模様を取り上げているが、例えばハンブルガーSVではスタジアムへ到着した段階で体温測定を行うことが義務となっている。
DFリック・ファン・ドロンヘレンも「僕たちは到着したら体温測定をしないといけなかった」と語るが、それ以上にチームで再びトレーニングを再開できたことの喜びの方が大きいとも付け加えている。
「家では退屈だった。ボールなしでのトレーニングがほとんどだったからね。今はもう1度みんなと一緒にやれるし、楽しかったよ。今僕たちはシーズン3度目のトレーニングキャンプをスタートさせたんだ。最後の9試合へ向けてのね」
チームを指揮するディーター・ヘッキングも、ボールを使ったチームトレーニングが出来たことをポジティブに捉えている。もちろん本来のトレーニングとは強度がほど遠いが、それでも今はポジティブに受け止めるべきだろう。
「もう1度ボールを使ったトレーニングが出来て少し安心している。もちろんまだノーマルなトレーニングからは遠いけどね。距離を取らないといけないし、今日は上手くやった」
洗濯物もそれぞれが家に持ち帰って処理することになっているようで、近距離でのデュエル等もまだまだ難しい。選手同士が距離を取る必要があり、小さなグループに別れてトレーニングするしかない。
徐々に事態が好転して通常のトレーニングを再開できるのが理想だが、この小さな一歩から再びサッカー界を盛り上げていけるだろうか。
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