再脚光のスモーリングがローマにもたらすもの “相方”が語る存在の大きさ

ローマで守備の要として活躍しているスモーリング(左)photo/Getty Images

若手の良いお手本に

昨夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドからローマへレンタル移籍した元イングランド代表DFクリス・スモーリングだが、プレイ以外の面でもチームに大きな効果をもたらしているようだ。

レスターからイングランド屈指のDFハリー・マグワイアが加入するなど、守備陣の補強もあり、今夏にマンUで序列を落とした現在30歳のスモーリング。出場機会を求めて海外挑戦を決断し、ローマへ加入すると、今季ここまで公式戦28試合に出場して守備の要として活躍している。デュエルの強さや安定感も抜群で、守備大国イタリアの一時代を築いた英雄パオロ・マルディーニに姿を重ね、一部からは「スモルディーニ」などと称されるほどだ。

こういった活躍もあり、ローマが完全移籍へ向けて動いているとの報道もある。ただ、同クラブがスモーリングを引き止めたいと考える理由は他にもありそうだ。イタリア代表の将来を担うと期待の若手DFで、スモーリングと今季ローマでセンターバックのコンビを組んでいるDFジャンルカ・マンチーニが伊『sky sport』のインタビューで次のようなコメント残している。
「シーズンの後半にミスを犯してしまったけど、これらは全て自分の成長の糧となる。同じミスを繰り返さないように、改善しようとしている。僕はポジティブだよ。僕の隣にスモーリングを置いてくれることも、非常に役に立っているね。彼は僕にアドバイスをくれるし、改善するのを手伝ってくれる。彼は素晴らしい経験を持っているので、よく彼の話を聞いているよ。彼から何かを感じなければならない」

スモーリングはローマで若手の良いお手本になっているようだ。はたして、ローマはイタリアで再脚光を浴びている同選手を完全移籍で獲得することができるのか。

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