プレミア史上最高の“堅守軍団” リヴァプールでも及ばぬテリーら青き壁の記憶

2004-05シーズン当時のチェルシー photo/Getty Images

これほど守備が堅いチームはもう出てこないか

今季未だ1敗しかせず、首位を独走しているリヴァプールは見事と言うしかない。今季の彼らはプレミアリーグの歴史に残るチームとなるだろう。

しかし、史上最強かは意見が分かれる。英『90min』が「全員の記憶に残っているチーム」と取り上げたのは、2004-05シーズンにプレミアを制したチェルシーだ。

当時ジョゼ・モウリーニョが指揮したチームは、失点を驚異の15点に抑えてプレミアを制した。今季のリヴァプールも守備が堅いと評判だが、失点数だけを見れば当時のチェルシーには歯が立たない。すでに今季リヴァプールの失点数は20に達している。
ジョン・テリーとリカルド・カルバーリョが誇る鉄壁のセンターバックコンビに加え、ゴールには当時世界最高の1人と考えられていたペトル・チェフが構える。中盤には守備職人のクロード・マケレレ、攻撃を操るフランク・ランパード、異常なほど速かったアリエン・ロッベン、そして最前線には完成された大型FWディディエ・ドログバが君臨。

過去のチームと比較しても、当時のチェルシーほど豪華なタレントを揃えていたチームはほとんどないはず。シーズン最少失点数記録(15点)、アウェイ最少失点記録(9点)、シーズン最多クリーンシート数(25回)など、その守備力はプレミア歴代No.1と言っても問題ないだろう。

もちろん他にも2017-18シーズンに勝ち点100を達成したマンチェスター・シティ、無敗優勝を果たしたアーセナル、3冠を達成した1998-99シーズンのマンチェスター・ユナイテッドなど、歴代最強を争うチームはいくつか存在する。

好みは分かれるだろうが、モウリーニョが指揮した当時のチェルシーを強烈に記憶している人は多いはず。シーズン最少失点記録(15点)を更新するチームは、そう簡単には現れないだろう。

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