セリエAは各チームの守備意識が強く、簡単に得点は奪えないリーグと評判だったはず。そんなセリエAで対戦相手を破壊している恐怖の攻撃軍団が存在する。
現在4位につけているアタランタだ。昨季もジャン・ピエロ・ガスペリーニの下で攻撃的なフットボールを展開していたが、その破壊力は今季も衰えていない。
1日にはレッチェを7-2のスコアで粉砕しているが、アタランタがリーグ戦で7点を奪うのは今季3度目だ。昨年10月のウディネーゼ戦(7-1)、今年1月のトリノ戦(7-0)、そして今回のレッチェ戦だ。もはやサッカーなのか分からないスコアと言えよう。
ここまでアタランタはリーグ戦25試合を消化した段階で70得点を記録しており、これはセリエA1位の数字だ。あれだけ攻撃的と言われるラツィオでも60点に留まっているため、いかにアタランタの破壊力が驚異的かが分かってくる。
米『Bleacher Report』もその攻撃力に驚いているが、今季欧州五大リーグにてアタランタより得点を奪っているチームはパリ・サンジェルマン(75点)、バイエルン(71点)の2チームのみ。数字だけを見ればアタランタは欧州トップ3に入る攻撃軍団というわけだ。
「疲れを知らないパワフル・ダークホース」
「欧州最高の攻撃だ」
「セリエAでこんな簡単に得点を奪うチームは見たことがない。直近20年のユーヴェやインテルでもなかった」
サッカーファンからはこのような意見も挙がっており、アタランタはセリエAで異様な存在となっている。チャンピオンズリーグの方でも今季はベスト16まで勝ち進み、1stレグではバレンシアを4-1で粉砕している。
アタランタを見ているとセリエAは得点が入りやすいリーグにも思えてくるが、彼らはどこまで得点数を伸ばしてくるのか。完全に手がつけられない状態となってきている。
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