コンテにとって“勝負の1ヶ月”が始まる インテルの未来、自身の今後を左右か

控える強豪クラブとの連戦

結果が伴わなければ、これまでどんなに素晴らしサッカーを披露していても、どんなに功績を残していても、監督はすぐに解任されてしまう。近年の欧州サッカーは監督業を行う者にとって、とても厳しい状況となっている。名門クラブの復権を託され、今季セリエAでインテルを躍進させるアントニオ・コンテも決して将来が安泰とは言えない。そのため、同監督も是が非でも結果を残したいと考えていることだろう。

チームを主要タイトルの3冠へ導いたジョゼ・モウリーニョ(2009-10)以降、なかなか指揮官を定着させることができず、10回以上も交代劇を披露してきたインテル。時にはわずか1シーズンに4名もの指揮官がチームを率いるシーズンもあった。そんな同クラブが今季、チームを託したのがコンテだ。

チャンピオンズリーグでは苦戦を強いられ、ヨーロッパリーグへ回ることとなってしまったが、リーグ戦では第22節終了時点で黒星はわずかに1つ。首位ユヴェントスを勝ち点差「3」で追う2位につけており、8連覇中の絶対王者を脅かす存在となっている。欧州屈指の堅守を誇ってきたユヴェントスを抑えて、ここまでリーグ最少失点ということもあり、10シーズンぶりのスクデット獲得に胸を膨らませているファンも少なくないのではないか。さらに、コッパ・イタリアでも順調に準決勝までコマを進めている。

過去に率いたユヴェントスやチェルシーでも1年目からチームにタイトルをもたらしており、インテルでもすぐさま結果を残すあたりは、さすがコンテといったところだろう。ただ近年のインテルを見る限り、もしタイトルを1つも獲得することができなければ、コンテを突如解任……なんてこともない話ではない。そのため、同監督にとってこれから“勝負の1ヶ月”を迎えることとなりそうだ。

インテルは9日にミランとのミラノダービー、12日にナポリとのコッパ・イタリア、16日に3位ラツィオとの上位対決、20日の27日にはヨーロッパリーグが控えており、これらの厳しい戦いを経て3月1日にユヴェントスとの天王山へ臨む。これらの試合でいかにして結果を残すかが、チームの未来、はたまた自身の今後へとつながってくることだろう。伊『Gazzetta dello Sport』も注目しており、「コンテの25日間。ユーヴェ戦までのダービー、ラツィオ戦、カップ戦」と取り上げている。はたして、コンテはこの強豪クラブとの連戦が続く勝負の1ヶ月で結果を残し、インテルに1つでも多くのタイトルをもたらすことができるのか。

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