関与したゴールの“8割超”が後半45分間 ドルト超新星のデータが興味深い

ドルトムントで躍動するサンチョ photo/Getty Images

勝負強さの表れか

ドイツで活躍するイングランドのNEWスターは類稀なる勝負強さを備えているのか。ドルトムントに所属するイングランドの代表FWジェイドン・サンチョの“少しおもしろいデータ”が明らかとなった。

2017年夏にマンチェスター・シティからドルトムントに加入したサンチョ。かねてよりそのポテンシャルの高さに対する期待が大きかった同選手だが、ドイツへ活躍の場を移したことによりその才能が開花。昨季18歳ながらブンデスリーガで12ゴール17アシストを記録し、一気にスターダムを駆け上がった。

今ではすっかりブンデスを代表するアタッカーとなったサンチョ。今季もその勢いは継続しており、ここまでの成績は11ゴール12アシスト。先日、英『GIVE ME SPORT』が紹介したデータによると、この19歳は2019-20シーズンの欧州5大リーグにおいてゴール数とアシスト数が両方二桁に乗った最初の選手になったという。チームの状態は決して良いとは言えないが、その中でもこの若者は気を吐いている。
そんなサンチョの“少しおもしろいデータ”。それは今季彼が関わったゴールのほとんどが後半45分間に記録されたものだという事実だ。データサイト『WhoScored』によると、今季サンチョが絡んだ全23ゴールのうち、後半の45分間に記録された得点は実に19ゴール。割合に換算すると82.6%だ。後半45分間はサッカーにおいて勝敗に関わる得点が生まれる確率が高いだけに、このデータはサンチョの勝負強さが見て取れる数字と言っていいかもしれない。

後半45分間でその真価を発揮するドルトムントのティーンエイジャー。時計の針が進むにつれ、相手はこの19歳に恐怖することとなりそうだ。

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