GKを新たなレベルへ引き上げた カーン、マイヤーでも敵わぬノイアーの実力

バイエルンのノイアー photo/Getty Images

ノイアーの登場でGKの基準変わった

現バルセロナのマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン、日韓ワールドカップでも活躍したオリバー・カーンなど、ドイツはいつの時代も優秀なGKを抱えてきた。しかし、バイエルンの守護神を務めるマヌエル・ノイアーだけは特別なのだ。

近年のノイアーはパフォーマンスレベルが落ちていると指摘されることもあり、グループステージ敗退に終わった2018ロシアワールドカップでも批判を浴びた。3月には34歳を迎えることもあり、鉄人ノイアーにも年齢の壁がきたのではないかと考える人が増えてきたのだ。

それでも、ノイアーがサッカー史に名を残すGKなのは間違いない。ブンデスリーガ公式によると、バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOもノイアーだけは特別な存在と語る。
「私は全員を見てきた。ゼップ・マイヤー、カーン、そして今はマヌ。ゼップもオリも大いにリスペクトしているし、両者ともワールドクラスだ。だが、マヌエルがやってきたことは少し異なる。彼はGKを新たなレベルへ引き上げたのだ」

スイーパーGKなんて言葉も珍しいものではなくなってきたが、ノイアーはエリア外へ飛び出してボールを処理する術にも長けている。ノイアーの活躍でGKに求められる基準が変わり、より高度な技術が必要となったのは間違いない。エリア外へ飛び出してボールを処理する能力は、今の時代ではマストだ。

バイエルンは25日にブンデスリーガ第19節で好調シャルケをホームに迎える。シャルケといえば、若き守護神アレクサンダー・ニューベルが所属しているクラブで、ニューベルは来季よりバイエルンに加わることになっている。ノイアーにも世代交代の時が近づいているわけだが、それでも評価が色褪せることはないのだろう。

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