マンチェスター・シティのヤングスターが自身の模範としている選手を明かしている。19歳のU-21スペイン代表DFエリック・ガルシアだ。
主力であるアイメリック・ラポルテが長期離脱を強いられ、今季CBのポジションが枚数不足に陥っているマンC。そんな中でこの19歳は徐々にプレイタイムを獲得し、ここまで公式戦9試合に出場している。最近はフル出場する機会も増え、ジョゼップ・グアルディオラ監督の信頼もある程度勝ち得た印象だ。
そんなガルシアが自身のプレイのお手本としているチームメイトを明かしている。『THE ATHLETIC』のインタビューに登場した同選手はフェルナンジーニョ、ラポルテ、そしてニコラス・オタメンディを参考にしていると次のように語った。
「僕はチームメイト3人のあらゆる面から攻撃や守備のことを学ぼうとしているよ。アイメ(ラポルテ)とフェルナンジーニョからは特に攻撃面で刺激を受けている。特にフェルナンジーニョは中盤でプレイしていた選手だから参考にしているよ。守備面ではオタメンディかな。彼から学べることは多い」
攻撃面ではパスセンスに優れたラポルテと中盤を本職とするフェルナンジーニョからインスピレーションを得ているという。では、なぜ守備面はオタメンディを選んだのだろうか。このチョイスに驚いた人もいるだろう。正直なところ、守備面に不安の残るオタメンディに彼は何を学ぶのか。ガルシアは次のように続けている。
「オタメンディは僕と同様にそれほど背が高くない選手なんだ。プジョルやカンナバーロ、マスチェラーノもそうだったね。多くの例が存在するよ。でも、彼らは背が小さくても簡単に相手アタッカーを封じることができると証明したんだ。僕はオタメンディのように、競り合いでジャンプをするときに身体をうまく使うと彼らのように相手を封じられることに気づいたんだ。最近は専らそれを会得できるように努力しているよ」
どうやら、ガルシアは一番身近に存在する自身と似た体格のCBとしてオタメンディを参考にしているようだ。両者は共に身長183cm。決して大柄とは言えない自分はどうやって相手アタッカーを止めるべきか。プレイの細かい部分まで観察できる同僚は、参考にする選手としてうってつけの存在だったのかもしれない。
先輩たちのプレイを自身の中に取り込もうと努力しているガルシア。はたして将来、彼はこの3人の強みを全て備えた選手となれるか。攻守にハイレベルなCB誕生の瞬間が待ち遠しい。
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