長きにわたってセリエAを支配するユヴェントスの黄金時代を終結させるべく、今季久しぶりに快進撃を披露しているチームがある。アントニオ・コンテ新監督を迎え、生まれ変わったインテルだ。
ここまで14勝4分1敗。前節引き分けたことにより、宿敵であるユヴェントスのトップの座を奪われてしまったが、彼らと熾烈なトップ争いを演じていることは間違いない。その戦いぶりは実に見事と言える。
このインテルの快進撃。多くの部分を支えているのは、昨夏マンチェスター・ユナイテッドから加入したベルギー代表FWロメル・ルカクの活躍だろう。同選手はここまでリーグ戦19試合に出場し14ゴール。イングランドからやってきた“巨人FW”は、今やコンテ監督率いるインテルの前線に欠かせない存在となっている。
そんなルカクがインテルに加入してから半年で感じたことや、自身の今後のプレイについて語った。伊『Gazzetta dello Sport』によると、現地時間14日に行われたコッパ・イタリア5回戦レッチェ戦の試合後、このベルギー代表FWは次のように話している。
「チームメイト、ファン、スタッフのみんなに感謝を伝えたいよ。インテル移籍は僕にとって最高の選択だった。この場所で僕は成功し、クラブが野望を追い求めるのを助けることができる。僕はこれからもチームのためにプレイし続けるし、ファンが求めるように得点も奪い続けたいと思っているよ」
「自分自身のことだけじゃなく、チームのことも考えている。勝利することは重要だ。それに、僕がここにいる理由はチームメイトを助けるためだ。それによって自分も成長すると思うね」
ルカクはゴールを量産しながらも、チームプレイに徹する意向を示している。「情けは人の為ならず」。まさにこの言葉がピッタリか。強烈な個性を持ちながらも、チームワークを重んじる“巨人FW”。チームの和を乱す選手をよしとしないコンテ監督にとって、これほど理想的な選手はいないか。
インテル移籍を「最高の選択肢」だったと振り返ったルカク。これからも活躍を続け、その気持ちが変わらないことを願うばかりだ。
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