ガットゥーゾ、復活を目指すナポリでの初陣は痛恨の黒星 “闘将”は何を思う

ナポリの再建を託されたガットゥーゾ photo/Getty Images

システムを変更する臨機応変さを見せたが

ナポリは14日、セリエA第16節でパルマと対戦した。ホームでの戦いながら開始4分に先制点を許すと、64分にアルカディウシュ・ミリクのゴールで同点に追いつくも、後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを奪われて1-2で敗戦。8試合負けなしとなっており、なかなか浮上のキッカケを掴めずにいる。

11日にカルロ・アンチェロッティの後任として、ナポリの指揮官に就任したジェンナーロ・ガットゥーゾ。この一戦が新天地での初陣となったが、白星で飾ることができなかった。試合後、インタビューに応じたガットゥーゾ新監督は「最初の10分間はアクシデントであり、まるで我々の現状を映し出しているようだった。ただ、私は運が悪いとは思っていない。今、このチームは状態が良くない。ポジティブな面もあったが、これでは不十分だ」と明かした。伊『la Repubblica』など複数のメディアが伝えている。

ガットゥーゾ監督はこの試合のスタートで、アンチェロッティ前監督が使用してきた[4-4-2]ではなく、[4-3-3]のフォーメーションを採用。さらに、試合の状況を見て[4-2-4]へ変化させる臨機応変さも見せた。
「これは苦しんでいるチームだ。我々は何か違うことにトライしていかなければならない。余分なストライカーを配置しようとしたとき、こういったことも起こる。我々はバランスを見つける必要があり、チームが持っているポテンシャルを信じて復活しなければならない」や「ホームで勝利を収めるために、最後の15分間は[4-2-4]にトライした。ただ、今最も大事なのはバランスだ。このチームは50日以上勝っていないという事実があるので、我々はたくさん努力していかなければならない」と明かしている。

はたして、ガットゥーゾ監督はなかなか勝ち点を積み上げることができないナポリを立て直し、軌道に乗せることができるのか。今後の闘将の手腕にも注目だ。

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