やはりイタリアは“堅守の国”ということか。代々、イタリア代表は「カテナチオ」と呼ばれる堅守速攻の戦術を引っさげて、世界の強豪たちと渡り合ってきた。
その中で重要な役割を担ったのがDFだ。ファビオ・カンナバーロ、フランコ・バレージ、アレッサンドロ・ネスタ、ジュゼッペ・ベルゴミ、パオロ・マルディーニ……。名手は数え切れないほど存在する。その影響もあってか、セリエAには世界中から優秀なDFが集結し守備大国として発展を遂げた。そしてどうやら、今でもその流れは続いているようだ。
そう主張するのは伊『Sky Sport』。同メディアは先日、米『ESPN』が発表した「世界最高のCBランキングTOP10」に注目。そのうちセリエAの選手が半数を占めたことに称賛を送っている。
このランキングにセリエAから名を連ねたのは、10位のミラン・シュクリニアル(インテル)、7位のレオナルド・ ボヌッチ(ユヴェントス)、6位のジョルジョ・キエッリーニ(ユヴェントス)、3位のマタイス・デ・リフト(ユヴェントス)、そして2位のカリドゥ・クリバリ(ナポリ)の総勢5名だ。トップこそフィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール)が持っていく結果となったが、勢力としては圧倒的だ。2位のプレミアリーグ勢でも2名となっており、実に倍以上もの差がついている。。
近年欧州における競争力低下が囁かれていたセリエA。しかし、実力者はまだ数多く存在する。伝統の堅牢な守備でイタリアクラブが再び欧州を席巻する日は近いかもしれない。
『ESPN』が発表した「世界最高のCBランキングTOP10」は以下の通り
1位 フィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール/28歳)
2位 カリドゥ・クリバリ(ナポリ/28歳)
3位 マタイス・デ・リフト(ユヴェントス/20歳)
4位 アイメリック・ラポルテ(マンチェスター・シティ/25歳)
5位 セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード/33歳)
6位 ジョルジョ・キエッリーニ(ユヴェントス/35歳)
7位 レオナルド・ボヌッチ(ユヴェントス/32歳)
8位 マルキーニョス(パリ・サンジェルマン/25歳)
9位 ホセ・マリア・ヒメネス(アトレティコ・マドリード/24歳)
10位 ミラン・シュクリニアル(インテル/24歳)
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