緊急ミッション完遂したマンCの“急造GK” ペップが代役に選んだ理由とは

CLアタランタ戦で急遽GKとして出場することとなったウォーカー photo/Getty Images

コーチ陣のファインプレイ

現地時間6日に行われたチャンピオンズリーグ・グループリーグ第4節アタランタ対マンチェスター・シティで起こった珍しい光景が話題を呼んでいる。DFカイル・ウォーカーのGK起用だ。この試合、マンCは前半に負傷したGKエデルソン・モラレスに代えて後半頭からGKクラウディオ・ブラボを投入。しかし、そのブラボも81分に相手をペナルティエリア外で倒してしまい、一発退場に。これを受けてジョゼップ・グアルディオラ監督はFWリヤド・マフレズを下げ、ウォーカーをGKとして急遽ピッチに送り出したのだ。

最初のプレイで枠内シュートを受けたウォーカーだったが、見事正面でキャッチ。試合を1-1のままクローズさせ、チームの勝ち点1獲得に貢献した。難しい人選となったグアルディオラ監督だったが、見事代役のチョイスに成功した格好だ。何か確証があったのだろうか。試合後、指揮官は代役GKにウォーカーを選んだ理由を語っている。

「以前は知らなかったんだけど、GKコーチのシャビ・マンシシドールがウォーカーの起用を提案してきたんだ。勇気があるし素早いからとね。幸運なことに、ウォーカーがGKをしている間は枠内シュートが1本だった。だけど、このポジションを務めてくれた彼の勇気と意欲には賛辞を送りたいね」
どうやら、GKコーチ直々の助言があったようだ。ウォーカーも今回のGK起用について「練習では時々ふざけてGKをやる」と語っている。何気ない日常の中にも役立つものがある。今回の勝ち点1獲得は、そんな細かな面を見逃さなかったコーチ陣のファインプレイと言えるか。

クラブ公式Twitterもこの活躍を受け、「ウェブサイト更新」との言葉を添えて1本の動画を作成。ウェブサイトの選手一覧ページに掲載されているウォーカーのポジション登録をGKに変更する様子をアップしている。もちろん本当に変更されたわけではないが、マンCを応援するすべての人がこのDFに感謝している証だろう。意外な才能を見せたウォーカー。もしかすると、次の練習からは今回のような緊急時に備えて本格的にGKトレーニングをする彼の姿が拝めるかもしれない?



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