アーセナルに続く『シュート打たれすぎ問題』 GKのセーブ数が凄いことに

守備がなかなか安定しないアーセナル photo/Getty Images

5位のクラブなのにGK大忙し

リーグ戦11試合を消化した段階でアーセナルは5位につけており、目標とするトップ4入りへそれほど悪いスタートになっているわけではない。しかし、攻守ともに物足りなさがあるのは事実だ。

特に英『The Sun』が問題視しているのは守備の部分だ。先日1-1で引き分けたウォルバーハンプトン戦では相手に25本もシュートを打たれており、格下相手に20本以上もシュートを許すのはまずい。9月のワトフォード戦でも相手に31本ものシュートを打たれるなど、守備が思うように機能していないのは間違いない。

今季の「1試合平均被シュート率」は16.3本となっており、昨季の13.1本を上回ってしまっている。ここまでGKベルント・レノのセーブ数も44回を数えており、これはプレミアリーグの中でも最多の数字だ。上位クラブのGKがNo.1のセーブ数を記録するのは珍しく、レノは大忙しのシーズンを過ごしている。
また、攻撃陣も少々物足りない。例えばアーセナルの1つ上の4位に位置しているチェルシーも、ここまではアーセナルより多い17失点を許している。しかし彼らの場合は攻撃力で守備の問題をカバーしている。得点数も25点と多く、打ち勝つスタイルで勝ち点を23まで伸ばしているのだ。

この破壊力が今のアーセナルには欠けている。得点部分はピエール・エメリク・オバメヤンに依存する格好となっており、ここまでのチーム得点数は16点に留まっている。この差がチェルシーとの勝ち点差5に繋がっているのは間違いない。

もちろん得点力もアップさせたいところだが、まずは1試合平均の被シュート率を減らしたい。もう少し守備を安定させることができれば、トップ4入りも見えてくるはずだ。同メディアはロブ・ホールディングやエクトル・ベジェリンが戻ってきても守備の甘さが改善されていないことを気にかけているが、指揮官ウナイ・エメリは守備を立て直せるだろうか。

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