ミスも多くて最後は“メッシ頼み” 早くも3敗目のバルサに厳しい批判

レバンテに敗れたバルセロナ photo/Getty Images

どこか不安定なバルセロナ

「シーズン終盤で負けるより、今負ける方がいい」

これは今季のリーガ・エスパニョーラ開幕節でアスレティック・ビルバオに敗れた際にバルセロナDFジェラール・ピケが口にした言葉だ。しかし、今の状況はどうだろうか。確かに優勝が見えてくる終盤戦に勝ち点3を取りこぼすのは大きな問題となるが、序盤戦で負けすぎるのも問題だ。

バルセロナは今節レバンテに1-3で敗れており、リーグ戦では早くも3敗目だ。バルセロナからすればほとんどのチームが格下となるが、ビルバオ、グラナダ、レバンテ相手に黒星を喫するのはまずい。
スペイン『MARCA』もバルセロナがミスから学んでいないと厳しい評価を下しており、指揮官エルネスト・バルベルデはチームを安定させることができていない。ローマ、リヴァプールの地で一昨季、昨季と不安定な戦いを見せることはあったが、同メディアはその悪い部分が国内の戦いにも出てきたと伝えている。

「彼らは相手への圧力も、力強さも不足しており、簡単なミスを犯している。チームはリオネル・メッシに頼っており、彼らはメッシが救世主となるのを待っている。彼も時折救世主となるが、常にそうなることはできない」

同メディアはこのように付け加えており、苦しい展開になった時に毎回メッシの爆発待ちとなるのも問題だ。レバンテ戦でもメッシは得点を記録したが、さすがにチームが喫した3失点全てを跳ね返すことはできなかった。

バルセロナは依然として首位だが、勝ち点ではレアル・マドリード、レアル・ソシエダと並んでいる。4位アトレティコ・マドリード、5位セビージャも勝ち点差1で続いており、リーガにしては珍しく12節終了時点で大混戦模様となっている。バルセロナとレアルは1試合消化が少ないが、それでも安心できる状態ではない。今季のリーガでは何か波乱が起こるかもしれない。

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