ユーヴェの新MFは大失敗? セリエA失望の新戦力10名に王者から2人も……

ユヴェントスのラビオ photo/Getty Images

インテルとユーヴェで明暗分かれる

セリエAの絶対王者ユヴェントスと、それを勝ち点差1で追いかける新生・インテル。まだリードしているのはユヴェントスの方だが、差は確実に縮まってきている。

ポイントは、新戦力の働きにあるのではないか。伊『Calciomercato』は大ヒットしている今夏の新戦力10名、失望に終わっている新戦力10名をそれぞれリストアップしているのだが、ユヴェントスとインテルでは明暗が大きく分かれる。

まず大ヒットしている新戦力の方では、インテルからFWロメル・ルカクとMFステファノ・センシが選出されている。ここまでの働きを考えれば、妥当な結果だろう。他にもローマDFクリス・スモーリング、フィオレンティーナFWフランク・リベリ、MFエリック・プルガル、アタランタFWルイス・ムリエルらが大ヒット選手に選ばれている。
一方で失望に終わっている10名には、ユヴェントスからMFアドリエン・ラビオとDFダニーロが選出されている。ラビオはパリ・サンジェルマンからフリーで加わった選手だが、ブレーズ・マテュイディの存在もあって出番を確保できていない。サイドバックのダニーロも十分な働きとは言えないだろう。

ユヴェントスは相変わらずの強さだが、ルカクやセンシほどフィットしている新戦力は見当たらない。今夏の補強戦略ではインテルが一枚上手だったと考えるべきだろう。その差が順位表に表れてきている。

また失望組で特徴的なのは、ミランから3人も選ばれていることだ。FWアンテ・レビッチ、MFラデ・クルニッチ、MFイスマエル・ベナセルの3人が期待はずれと評価されており、ミランは今季も序盤からドタバタ劇だ。

補強がヒットしたことはインテルのロケットスタートに大きな影響を与えており、1度の市場で指揮官アントニオ・コンテの理想を叶える布陣を整えることができた。まだユヴェントスが優勝候補なのは間違いないが、インテルの大ヒット補強連発でタイトルレースは俄然面白くなってきた。

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