DFアイメリック・ラポルテが長期離脱してしまい、マンチェスター・シティの最終ラインは深刻な人手不足に陥っている。守備的MFを本職とするフェルナンジーニョをセンターバックに回す緊急プランも使用しているが、やはり守備力には不安がある。
この状況で経験の浅い若手に頼るのは勇気がいる決断だが、マンCにはバルセロナからやってきた18歳のセンターバックがいる。U-21スペイン代表に選ばれているエリック・ガルシアだ。ガルシアはバルセロナの下部組織を経て、2017年夏にマンCへ加入。8-0で大勝した9月のワトフォード戦でプレミアリーグ初出場を飾っている期待の若手DFだ。
今季はカラバオ杯でもフル出場を経験しており、今後もリーグ戦とカップ戦をこなしていく中で出場機会が回ってくるタイミングがあるはずだ。マンCサポーターもガルシアの成長に期待していることだろう。
英『Manchester Evening News』によると、ガルシアには常にモデルとしてきたセンターバックが3人いる。バルセロナを長く支えた闘将カルレス・プジョル、今もバルセロナの軸であるジェラール・ピケ、ピケの相棒を務めたハビエル・マスチェラーノの3人だ。3人はジョゼップ・グアルディオラが率いる黄金期のバルセロナを支えた選手たちで、ガルシアもその姿を間近で見てきた。マンCで彼らのような存在になることが目標なのだろう。
「子供の頃はプジョル、ピケ、マスチェラーノを見てきた。3人とも異なるけど、素晴らしい特長を持っている。プジョルはアグレッシブでリーダーシップがあった。マスチェラーノもそうだし、ピケはボールの扱いが素晴らしかった」
ガルシアも182cmとセンターバックにしては小柄な選手だ。プジョルやマスチェラーノは理想のモデルとなるはずで、グアルディオラの指導でワールドクラスのセンターバックへ成長することが期待される。最終ラインにトラブルが起きている現状はチャンスとも言えるが、ガルシアは今季大きく評価を伸ばすことができるだろうか。
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