ペップの下で“第2のマスチェラーノ”誕生!? センターバック緊急プランに希望

マンCのフェルナンジーニョ photo/Getty Images

ラポルテら負傷者続出で緊急案

アイメリック・ラポルテに続いてジョン・ストーンズまで負傷で失ってしまったマンチェスター・シティは、チャンピオンズリーグ・グループステージ第1節のシャフタール・ドネツク戦でフェルナンジーニョをセンターバック起用する緊急プランを実行に移した。

フェルナンジーニョは守備的MFを本職とする選手で、まさに緊急プランと言っていい。ただ、緊急プランが意外に機能するなんてこともサッカー界ではよくあることだ。シャフタール戦は危なげなく3-0で勝利することになり、英『Football Fancast』はフェルナンジーニョが第2のハビエル・マスチェラーノになれる可能性があると主張する。

マスチェラーノも中盤で相手をハードに潰す選手だったが、ジョゼップ・グアルディオラはバルセロナでセンターバックを任せた。センターバックとしては小柄な選手だったが、ジェラール・ピケの相棒として長く活躍することになり、高さのピケとスピードのマスチェラーノは非常に完成度が高いコンビとなった。
フェルナンジーニョも176cmとセンターバックを任せるには高さに不安がある。しかしシャフタール戦では3回の空中戦勝利を記録し、持ち前の読みの鋭さを活かして2度のインターセプトも記録。1試合だけで合格と判断するのは早すぎるが、同メディアはこれらのスタッツからフェルナンジーニョのコンバートが今後も機能するかもしれないと期待をかけている。

もちろんラポルテやストーンズが復帰し、センターバックを本職とする選手たちで戦う方が無難だろう。しかしフェルナンジーニョもシャフタール戦では80本のパスを出して成功率90%を記録するなど中盤の選手らしいデータも残しており、こちらのプランも貴重なオプションとなるかもしれない。

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